★ぱぱにっき
忘れた記憶を復活させる薬の発見
たしか先月あたり朝日ニュースだったかな…わりと最新ニュースです。昔から「頭が良くなる△△」系のいろいろな商品が乱舞していましたが、今回はなんと、東京大、京都大、北海道大などの共同研究グループからの発表でした。大学の名前だけで信頼度がこんなにもあがるなんて、やはり大学のブランド力ってすごいと思います。
北海道大学大学院薬学研究院の野村洋講師、京都大学大学院医学研究科の高橋英彦准教授、東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二教授らの研究グループは、脳内ヒスタミン神経系を活性化することで記憶を思い出す力を向上させ、忘れた記憶を回復させられることを検証した。マウスにおもちゃの形を学習させてから思い出す、マウスの記憶試験では、通常のマウスは、1週間経過するとおもちゃを思い出せないが、ヒスタミン神経の活性化薬を与えたマウスは記憶を思い出すことができた。このデータをもとにした人の行動試験でも、同種の薬物によって記憶正解率が上昇することが確認できた。特に記憶成績が悪かった参加者ほど、薬の効果が大きいことがわかった。
この研究成果は、2019年1月8日「Biological Psychiatry誌」に掲載された。
池谷裕二氏の本は数冊ほど持っており、娘の勉強教材や勉強法などを構想するときに参考にしています。この薬が、アルツハイマー病の治療薬になり脚光浴びたのちに、いつかは金持ち親の子供たちが服用して、格差をもっと広げてくれる画期的な薬になってくれるのでしょうかね。どうにか、このような素晴らしいものが、お金の奴隷化されずに、万人に伝わることを祈ります。
イエスもぶったも死んで数十世紀、人は進化したでしょうか?それとももうすぐ滅びそうな運命になるまで退化したのでしょうかね。人類の繁栄はこのままじゃ恐竜たちよりも急速に姿を消してしまう愚かな生物になりそうです。
とりあえず、十年後の娘の受検と、二十年後の娘の経済的な支えと、心のゆとりだけが、至上最大の僕の目標です。
フレオン(Freon)ガスについてご存知でしょうか、日本名、フロンガスです。主に冷房機などの冷凍機の内部には冷熱を運ぶ媒体として冷媒ガスとして、1930年にアメリカのdu Pont社によって開発された以来、無色無臭の安全な冷媒で、引火爆発などの危険もないためとても広く使われることになったのです。当時は、ほぼ無害と思われたこの気体が後にオゾン層の穴をあける犯人であったと分かるまで数十年も知らずに使われていました。すでに放出されたフロン類が無害化されるまで、まだ50年~100年はかかるといわれています。
いずれにせよ、人が開発した画期的な発明や発見は、どの程度安全かつ無害であるか誰が保障するのでしょうか。脳の殆どの機能はものを覚えるためではなく、忘れるために存在すると言われています。それを忘れさせない、忘れても強制的に思い出すようにすることが、さらなる人間性欠如を招いて、この世をさらに生き辛い世界にしてしまわないか心配です。
娘には、発見や発明により良い面だけではなく、悪い面の真の理由についてもちゃんと究明してくれる賢い人になってほしいです。
おそらくですが、僕自身を含めて、偶然この記事を目にした人は全員、人類の破滅より先に寿命で死ねるでしょう。おそらく(笑)今日は皮肉たっぷりなブラックジョークでした。
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