好奇心が低いと学習意欲も低い傾向がある

★ぱぱにっき

昔、子どもはみんな自然と好奇心の塊であり、簡単に燃え上がるものだと信じていました。

しかし、妻と結婚して、そして自分の子どもができたときから、僕の理想はただの幻想であることに気がつきました。

確かに好奇心がまったくない子どもはいないのかもしれませんが、好奇心が勝手に燃えるほど燃えやすいタイプと、現状に満足したりしてなかなか燃え難いタイプの子どももいるわけで、好奇心が低いと学習意欲も低い傾向にあります。

格差世界において、

所得の格差は「学力格差」から始まり、
学力の格差は「好奇心格差」たるものから

始まっているのではないかと、個人的に思っていることのひとつです。

結局、子ども時期の知的好奇心の成長具合で、いずれは社会的な地位にまで影響を及ぼしていくと言っても過言ではないかと僕は思います。

この子どもの時期に現れる好奇心をどうやって効率よく燃やすことができるかが、「好奇心格差」を縮める親の手腕であり、親の責務でもあります。

親が子どもに残してあげる課税のかからない相続遺産とでも思ってもらえたらと思います。

自身の子供が燃え難いタイプであっても落胆することはまったくないと思います。

例えば、石炭や炭は新聞紙より火がつくのは大変ではありますが、一度火がついてさえすれば強い火力で長持ちする長所があります。つまり、何らかのそれに相応する他の長所を持っている可能性が高いのです。親が頑張って着火材になって、子どもの心の好奇心に火をつけることだけで、他の子より高い効果を得られる結果も十分期待できます。

僕が考えている子どもの好奇心をくすぶる技についてですが、子どもの性質によって効く効かないがあるかもしれません。子どもの性格や性質をよく見極めながら実施していくと、ある程度の効果は必ず得られると思います。

基本的に多くの子どもは、燃えやすい好奇心の持ち主です。

好奇心の方向はあっちこっちに飛び移ります、ついて行けず面倒に感じてしまう親も多いと思います。この時に親が面倒だと思って構ってやらなければ、この好奇心の種はいろんなところに飛び移り自然に消火されて、沈静化して、好奇心が落ち着いてしまいます。

そうなってしまうと、自分の好奇心を深く追求せず、簡単に見限ってしまい、やりたいことがあまりない、夢がみつからない、薄っぺらくてつまんない青少年期を迎えてしまう可能性すらあります。

この類の好奇心は、本物の知的好奇心へ燃え移るための火種です。

次から次へと好奇心の関心が移転してしまう前に、“おぉ、なるほど”、“すごいな”などと、うなずいたり関心を示して、子どもをいい気にさせることが重要です。そうすることで子どもは自分の知的好奇心をより深堀したりして、

好奇心は探究心へ育ちます。

ここまできたらしめたもんです。親として内心ほこらしげに“やったぞ!”と自分をほめてください。子どもの探究心は自らの力で燃え上がり始めます。親はむしろ干渉しすぎないように一歩引いた位置から見守る程度で十分だと思います。

まあ、今日もぱぱにっきとして、育児に関する自分の考えをぼそぼそとつぶやきましたが、あくまでも個人的な見解であり、自分自身に言い聞かせて忘れさせない目的であります。