昨日、6歳の娘が“中学受験する~っ”と言って来ました。

★ぱぱにっき

昨日、娘が“中学受験する~っ”と言って来ました。

以前書いた記事「子ども一人にかかる日本の教育費」でも言ったように、実はひそかに、小学校~中学校までは、一般公立で頑張り、高校から本格的な進学校をめざそうかと企んでいましたが、本人から受検して中学校に行きたいと言ってきたので、尊重せざるをえません。

ちなみに、娘は6才です。
今年、小学校1年生になります。
まだ年長さんです。

なのに、もう自らの中学受験宣言を聞きびっくりでした。

今のところ娘の夢は「クロネコのデザイナー」だそうです。どんな職業なのか、よくわかりませんが、娘が好きなネコと服か何かのデザイナーという職業を掛け合わせて、何かしたいのでしょう。

実は、昨日の夕食時に、僕が娘に、「クロネコのデザイナー」になるまで、これからの自分自身の道筋を知ってもらおうと、下手な絵を描いて説明したのが、娘の“中学受験する~っ”発言の原因でした。

「クロネコのデザイナー」が何か正確にはよくわかっておりませんが、デザイナーたるものになるために、今の娘の立ち位置からの道筋を示してみました。

まず、すでに過ぎた道になりますが、「幼稚園」「保育園」について、はじめて娘にちゃんと説明をしました。そして、これから入る「公立(ふつう)小学校」、、、それ以外の入試が必要な小学校の説明は、ただ「むずかしい小学校」という表現にしました。

中学校も同じノリで、「ふつうの中学校」「むずかしい中学校」で説明しました。

高校になると親としては、できれば評判の良い進学校に入って欲しくて、そのためには、中学校までちゃんと勉強しないといけないと言う意味で、

「勉強できる子の高校」と「勉強できない子の高校」

という無茶な説明にしました。

露骨過ぎた表現になったかもしれませんが、6歳の子に分かりやすくするため、ぱっと思いついた表現がこの程度でした。

さて、「クロネコのデザイナー」になるためにはまず、デザイン会社に就職し、経歴を積み、自分で独立するという内容で、そのためには、デザイン会社に入るために、「大学」「専門学校」に入る必要があると、「専門学校」に入るには「勉強できない子の高校」からでも一応入れるよと伝えたつもりでしたが、

「勉強できない子の高校」から「専門学校」に行かなかったケースと、
「専門学校」からデザイン会社に入れなかったケースで、

どこも就職できなくなり、貧乏人になったら、お金がなくて好きなものも買えなくなるよっと言ったのがショックだったのか、いかにしてもその方面に行きたくなかったみたいです。

僕が描いた絵では、「良い大学」の場合、たとえ、デザイン会社に入れなかったとしても、他の会社へでも行けるチャンスが増え、他の会社で独学で勉強することで、デザイン会社に入れたり、独学でもデザイナーになれるチャンスがあると言いました。

たしかに、僕は言いました、親として、こちらに流れて欲しくて、言いました。

娘が大きくなってこれに対して、僕になんと言うか恐いのですが、とりあえず、将来何になろうとしても、「良い大学」に行くとその分チャンスの幅が広がるのは事実であるため、何とでも言われてしまう覚悟はあります。

娘とはボードゲームの「人生ゲーム」をよくしていましたので、この「貧乏人」「人生ゲーム」の「開拓地」を連想して、つまり「開拓地」=「ゲームの負け」と思ったかも知れません。

それで、自分なりの結論が今からなるべく「開拓地=貧乏人」から遠ざかろうと思ったみたいです。それで、中学受験をしてでも、「開拓地=貧乏人」から少しでも遠く、「むずかしい中学校」を目指したいそうです。そのためには、今よりもたくさん勉強しなければならないんだよ。と言っても、自ら勉強するっと。

意図はどうであれ、6才で自ら勉強したい発言が聞けるなんて、ラッキーでした。