「努力」はもしかすると報われないかも…


★ぱぱにっき

最初に言っておきますが、頑張ることは良いことです。

頑張れば頑張るほど報われないということは、
頑張りすぎることがむしろ良くないことを言いたいがためだけであり、
頑張りそのものを否定しいるわけではありません。

そうしたら、

ちょうどいい頑張りと頑張りすぎる頑張りの違いは

どこにあるのでしょう。

実は、今朝まで僕の心は少しだけ頑張りすぎようとしていたのかも知れません。会社の仕事、娘の学習計画作り、娘が嫌がらなく楽しく学べる学習の実行方法、僕個人の時間、退職後の生活についての対策、、、現在の健康管理、ひとつひとつゆっくりと実行するには、タイムリミットが刻々と迫っており、それらを全部同時に実行せねば間に合わない状態に至っていると思い、こころが焦っていたのかもしれません。

寝る間も惜しんでやっていたら健康管理が難しくなるし(すでに無理しても平気な体力ではなくなってるし)、

“いつも時間が足りないと思ってしまう”

そう!これこそが実は頑張りすぎているサインだと気がつきました。

まあしかし、現実的に時間が足りないのは紛れもない事実です。

ひとつ実例をあげてみましょう。

アメリカミズーリ州のある救急病院の話です。その病院は32の手術室があり、年間3万件の外科出術が行われていて、急患が出ると深夜の2時まで手術を行っている状態でした。そう、患者にくらべて手術室不足状態でした。

その病院がこの問題を解決した方法は、以下1~4のうちどれだったでしょう?

1.手術室を増やした
2.医者を増やした
3.残業を増やした
4.その他

実は答えは、4のその他でした。

病院側は手術室をひとつ使わず空けておくことにしたのです。患者が次々と押し寄せてくるのに、今でも足りない手術室をひとつ使わずに空けておく事について、最初、医者たちは猛反対だったらしいです。しかし、手術室を常に一つ空けておくようにしたところ、むしろ年間手術実施件数が7~11%増えた結果になったそうです。

理由を分析すると、常に手術室が満室状態になるこの病院で緊急を要する急患が発生した場合、できるだけ早くどこかの手術室を空けなければならなく、その対処にむしろ大忙し、スケジュール調整の別の仕事が発生し、その間、医者さんを待機状態にしたりすることが発生していたのに、常に手術室を一つ空けておくことで、この大パニックを状態を解消できたそうです。

正直、手術室を増やしたり、医者を増やしたり、医者さんが深夜まで頑張って、より多くの患者に対応することもできたのかもしれません(まあ、ここは大人の事情で、できるかもしれないけど、できない状態だったかもしれませんが)。

しかし、僕自身のことに置き換えて考えて見ましょう。

ここで急患とは、僕が処理すべきまたは処理したいと思うタスクです。


1.手術室を増やす

時間は有限です、24時間の時間を物理的に増やしたりすることはできません。もちろん、お金の力を借りれば、時間を効率的に短縮してくれるさまざまなアイテムも存在します。たとえば、お勉強関係は、僕でも満足できそうな超有名塾で見てもらうとか、超有名家庭教師を招き入れるとか、しかし、そんな経済的なゆとりはありません。

2.医者を増やす

僕自身のクローンでもない限り、僕が思うことを黙々と実行できる人が都合よく、僕の周りにいてくれたりもしません。周りの人に期待しすぎても、心がもどかしくなるだけです。

3.残業を増やす

僕がスーパーマンのように頑張っても、その効果は一時的なものにすぎません。いずれキャパオーバーで別のところでしわ寄せがきます。それを今まで幾度も経験してきました。たしかに、以上の方法は僕自身のケースに置き換えてみても、あまり効果的でないことがみてわかりました。

4.その他

手術室を空ける?、、つまり時間を空けると意味になるんでしょうかね。やりたいことや、やるべきことが沢山あって、むしろその量に押しつぶされて、何もできず一日を無意味にすごし、次の日に後悔し、昨日の分まで処理すべきことの量がさらに増えて、また無意味にすごしたり、もしくは気持ちを奮い立たせ、できることから手当たり次第でやってて、頑張りすぎにより完全燃焼してたりいた状態が多かった気がします。

そう、いつもスケジュールを立てるときには
如何に無駄なく完璧に作れるかに拘っていて、できるだけひとつでも多くのタスクをこなそうと計画を練っていましたが、発想の逆転が必要です。

計画の中に優先度を高いタスクから割り振るのではなく、最優先順位で何もしない時間を割り振っておくことです。

つまり、手術室を常に空けておく作戦!です。
そう、僕にとって何もしない時間が最優先順位になります。
その時間は僕の好きにやります、

そうですね、十数年ぶりにゆっくりとマンガでも買い揃えて読みましょうか。

これには実は大きな意味があります。

何もしない時間がスケジューリングされることでできるのは「余裕」です。時間が足りないほどむしろ「余裕」が必要なわけです。この「余裕」が、むしろタスクの量に気持ちが押しつぶされて、無意味に過す時間を減らす役割をしてくれるはずです。

そして、この「余裕」は、現在の問題解決のための視野も広げてくれます。そう、時間が足りないと心が囚われてしまうと「視野も狭く」なるのです。狭い視野では、気持ちを奮い立たせ我武者羅にタスクをこなしても、効率的にタスクを実行しているとは言えず、結果が得られず、燃え尽きてしまうのでしょう。

あと、この「余裕」は、タスクに取り掛かる限られた時間内に「集中力」もあげてくれるかもしれません。「集中力」があがれば僕自身の処理能力も向上し、問題の解決も効率よく多くこなせるようになれるかもしれません。


ここからは上記を参考に見直そうとした僕の自身の個人的なスケジュールです。

生活パターンが違うためあまり参考にならないと思いますので、スルーしてください。


今までのスケジュールは、ざっと、、、

  •  4:30~ 6:00、起床して、児童教育に関する勉強と学習法などついて考える
  •  6:00~ 7:00、出勤支度→会社へ
  •  7:00~     、会社へ移動、午前仕事
  • 12:00~13:00、お昼、運動 or 勉強
  • 13:00~18:30、午後仕事、帰宅(定時帰宅の場合)
  • 18:30~19:30、シャワー、食事…
  • 19:30~20:30、一日の勉強内容整理と一部はブログへアップ
  • 20:30~21:30、娘と遊びならが学業進捗確認、妻と話し合い
  • 21:30~     、就寝(約6~7時間確保)

18:30~21:30までの時間帯の行動は正確に区切られていない感じ、勉強内容整理とブログ更新に時間が掛かりすぎたり、ただ娘とじゃれあったりするだけことも多い。しかし、「余裕」の時間はここにいれるしか場所はなさそうだ。なぜなら、「余裕」の時間を4:30~ 6:00の時間帯に入れたら、ただ毎日寝坊して時間を無駄にしかねない。

しかし、19:30~21:30以内に、勉強内容整理、ブログアップ、妻との会話、娘とのじゃれあい、僕にとってどれひとつ欠かせない重要なタスクである、どうするんだ!!寝る時間削ったら、本末転倒だし、、しかし、その手しかもはやない?!?本当に、時間のないやつこそ「余裕」を作らねばならないのに、時間がないからこそ「余裕」が作れないジレンマに陥ってしまっている。


ほんとうは何も解決できていない時間貧乏な管理人でありました(泣)。