★ぱぱにっき
我が娘の最大の弱点のひとつが本を読む習慣、、というか文字を読む習慣がなかなかないということです。ふつう(多くの)家庭なら、お母さんと娘の会話は赤ちゃんの時から、赤ちゃんの言葉でお話しをかけ、子どものコミュニケーション能力を育みます。
しかし、アスペルガー気味の僕と無口な妻は普段からあまりしゃべるほうではないがため、他の子にくらべると言葉に触れる機会が少なかったかもしれません。しかも、妻と僕が家でしゃべる言葉は、日本語半分、外国語半分、のこっちゃ混ぜ状態。うまく利用すれば、2ヶ国語が同時に体得できる良い環境でもありますが、ぜんぜん活かせておりません。
僕は仕事を言い訳で娘の教育に関することを妻に全部なげやり、妻は妻なりに得意不得意があり、無口な妻の基本性格に世話のかかる幼児教育には向いていなさそうで手を焼いているそうです。
僕も僕で、娘の年齢に合わせて(論理的な思考の発達まで)まだ父の出る番じゃないな~と高を潜って、サボっていて(サボったのは勉強だけです)、いつの間にか娘が小学校にあがることに年齢になってしまい、最近、やや焦り気味です(落ち着こう、ぼく)。
さてさて、サボっていたとは言え、実は裏で密かに娘の勉強計画を練っておりまして、いろいろな準備をしてきたわけですが、いざ始めようとして、娘の現在の能力値を分析していたら、全般的に平均以上ですが、文章を読む意欲が平均以下であることがわかりました。文章を読む能力そのものは平均はいっていそうです。
低年齢の時は、
何かが「できる」という能力より、
やる気や好奇心を育てることが
よっぽど大切な時期なのです。
何が問題かと言うと、(僕の問題は棚においといて)妻の真面目すぎる性格が裏目にでたというか、娘に勉強や何かをやらせるときに、きちんとやらせるための「指摘」が多すぎたことでした。
もちろん妻も「できたこと」にはちゃんと娘を褒めておりますが、それ以上に「できるはずのこと」がちゃんと出来なかった場合、その理由を追求(指摘)するやり方が子どもにはまだきつ過ぎるというか…本人(妻)は間違ったことを直すことを直すことに何が問題なのかでしたが、頑張って褒められることは嬉しいけど、ちょっとミスすれば怒られる、だったらやらなければミスもしないし、怒られることもない、なのでやりたがりません。
最初はすごい勢いで上達も早く他の子より上手にできてた種目をあっけなく放棄してしまう娘の性格(僕の性格→遺伝かな)に手を焼いていた妻でしたが、そうやってひとつふたつと娘の才能を捨てさせるのはもったいなさすぎると妻もしぶしぶと納得せざるを得なくなったわけですが、そのためには、間違いを直すより先に好きになることが先だと、できるだけ妻にイライラを我慢してもらう必要があり、しかもイライラを我慢するがために無関心でいてはいけないと言う厳しい注文をお願いせざるを得ません。
本当、女性に母親本能があるから性格に反しても受け入れてくれた無茶振りです。
反対の立場で、旦那に頼むような状況だったら、話すら耳に入らなさそうです。
さてさて、肝心な娘の読書(文字)嫌いをどうするかですが、やっぱり、最初は少しくらいの強制力をかけて慣れさせるしかほかの方法が思い浮かびません。
まず読まないと楽しさがわかりません。
幼児の時期からしっかり読み聞かせを行ってきた家庭なら、自然と芽生えてくる能力でしたが、まったくしなかったわけではないのですが、あきらかに他の家庭よりは少なかったこと感が否めません。
読書が習慣の親御さんも沢山いらっしゃるかもしれませんが、日常の忙しさでそうでない家庭ももっと沢山あるのではないでしょうか。僕自身も、本が嫌いなわけじゃありませんが、仕事や家族と過す時間意外の余暇時間は他の趣味に使いたいがため、なかなかゆっくりと本を読むことに時間を充てることができませんでしたので、子どもに本を読む親の姿をあまりみせていなかった気がします。最近は反省して、可能な限り子どもに本を読んでいる親の姿をみせようと頑張っております。
まず、本を楽しく読んでいるイメージを与えます。そして、本の読まず嫌いを直してもらうために、娘が関心のありそうなテーマの本を与えて、一緒に読みます。家で一緒にいる時間が短い僕だけの働きだけでは不足なので、家事で忙しい妻にも手伝ってもらいます。妻にやってもらわなければならないことがどんどん増えて嫌がってないか心配ですが…
最初は「ためになる本」より「おもしろい本」がいいでしょう。
とにかく、読むと楽しい、を早く感じ取ってほしい。まず、これだけが我が娘のこくご対策です。
自ら新しい本が読みたくなるまで我慢です。
こくご能力が根幹に根付かなければすべての科目において損をします。
子どもの能力に合わせて行うことが大事ですが、
まだ本が嫌いなうちは「ためになる本」より「おもしろい本」のほうがはるかにいいと思います。
全国学校図書館協議会の調査によると
「1か月に読んだ本の数」は
小学生で平均9.8冊、中学生4.3冊、高校生1.3冊
反面、「1ヵ月に一冊も本を読まない」は、
小学生で8.1%、中学生で15.3%、高校生で55.8%
なんと、高校生の半分が、1ヵ月にまったく本を読んでいない…家庭の教育はどうなっているのでしょうかね。
これがふつうなのでしょうか。
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