★ぱぱにっき
もはや、この「さんすうの絵本つくりました~」シリーズのタイトル、このまま行くきゃないと思っている管理人です。我が家の娘(6歳)にせがまれて作りはじめた、「さんすうの絵本つくりました~」シリーズ、今回はなんと割り算の話です。
6歳で割り算は、ちょっと早すぎかなと思われることも沢山ありますが、流れ的にここら辺で「÷」が登場するのが自然かとも思いましたので強行突破です(笑)。
- “「いち」の誕生編 ”
- “「足す」登場 の編”
- “「かける」登場 の編”
- “「わる」登場 の編”←今回
今回の“「わる」登場 の編”の最後の部分にはなんと「分数」まで登場してしまいます。
6歳の子向けに無茶にもほどがあるかと思いましたが、今のところ話の内容にはちゃんとついてきている様子でした。僕って実は、ものすごく、教える才能があるんじゃないかと思いました(笑)
むしろ、娘のほうが僕をのせる才能があったり…
かけるのまほうで「15」になったいちたちのところに、いたずら好きな「÷“わる”」が現れました。
「わる」は3つに別れて集まる遊びをしようと「15」に話しかけました。
しかし、いちたちはその意味が分かりません。
とにかくいちたちは「わる」が立てた3つの旗のもとに集まりました。
しかし、みんなばらばら、ぜんぜんそろっていません。
“いっきに来るんじゃなくて、3にんずつきてそれぞれの旗の前に立ちな!”と
“同じ数”で集まってほしかった「わる」は言いました。
すると、最初の3にんのいちが旗の前にひとりずつ立ちました。
つづいて次の3人、
次の3人と順に並んで立ちました。
いよいよ、「15」は3つの旗の前に全員“同じ数”できれいに揃いました。
そうすると旗の最後にたっているいちが言いました。
“ぼくたち「5」になったね”
‘そうか、「15÷3=5」なんだ~’と「わる」は思いました。
そして集まったいちたちをまたもどにもどしました。
「わる」は「15」にまた言いました。
“こんどは、同じやりかたで5つに別れて集まって”
そうすると今回、旗の最後にたっているいちが言いました。
“ぼくたち「3(15÷5=3)」になったね”
「15」のうち5にんのいちたちはこの遊びを他のいちたちにも教えてくるといって、
「15」から去っていきました。
残った「10」に「わる」は言いました。
“こんどは、また3つに別れてね”
「10」は同じ要領で3つの旗に別れて集まりました。
全員、3にんずつ並んだら、なんとひとりの「いち」だけが取り残されてしまいました。
「わる」は考えました。
‘「10÷3」は「3」とひとりあまるから、あまりが「1」ということか?!?’
残された「いち」もまた考えました。
‘ぼくが3にんになれたら~みんあといっしょに行けるのじゃう?!’
「いち」は3つにわかれることにしました(こんな能力があったのですね)。
「わる」はいちにこんな能力があったなんて、びっくりしました。
「いち」は3つにわかれるさいに、自分たちがまた戻るときに忘れないために、
「3つにわかれたいち」という意味で「3ぶんの1(1/3)」という表示に変りました。
そう、「3つにわかれたいち」たちはまた3にんそろうと「いち」に戻るがためです。
「1/3」はひとりずつ旗の一番最後の列に加わりました。
「わる」は考えました。
‘ということは、「10÷3」は「3」とあまり「1」でありながら、
「3」と「1/3」でもあるということなのか?!?’
「÷わる」のあそびは奥が深いですね。実際に子どもに語りかけるときは、適切な大人なアドリブで興味を引き出すことが肝心です。数学のネタはきりがないけれど、娘の年齢にあわせて考えることがこんなにも難しいのか再三思う管理人でした。
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