小学生の勉強習慣は、親の3倍の努力の賜物

★ぱぱにっき

 正直言って、子どもって基本、落ち着きがないのが普通で、 落ち着いている子のほうが普通ではないのかもしれません。 

ふざけたり動き回りたがりな子どもを机に座らせて勉強させる、さしてや、自らの意思で机に向かわせて勉強する子にするのは、 普通ではないことです。 親がそれほど努力もしていなかったのに、子どもに自らの意思で勉強する習慣がついたのなら、それは、ジャンボ宝くじ1億円当選くらいにすごいことなのかも知れません。

 さてさて、落ち着きのないこく普通の子どもに勉強する習慣をつけるためには、 まず初めには、一緒に勉強をやることです。 

如何に家事や仕事で忙しいだろうが “勉強しなさい!”と子どもだけ勉強するように 指示するのはもってのほかです、これだけはやめておいたほうがいいでしょう。

 最初は一緒に勉強をやることです。しかし、それだけでは不十分です。 

一緒に勉強をやり、一緒じゃない時間も勉強する姿を子どもに見せてやる必要があります。

 もし、子どもに1日1時間の勉強習慣を付けさせてあげたいと思うのなら、 その3倍の時間は親が勉強する姿をみせる必要があります。

 「子どもは親の背中を見て育つ」って言われるけど、 単純に勉強する姿を見せると真似るという意味ではありません。 

家の絶対的な決定権を持っている親が普段、家で勉強をしていると家の雰囲気が自然と 勉強が当たり前の姿に染まって行きます。

 勉強するのが当たり前で、その他がすべてリクリエーションになります。 テレビやゲームなどが当たり前で、毎日頑張って1時間勉強することと、 勉強するのが当たり前で、1日1時間以上頑張ってテレビやゲームで一所懸命遊ぶことって、 遊びの質も変って行きます。 そのためには、家の中の雰囲気を左右する人が勉強する姿を常に見せる必要があります。 それは母親だったり、父親だったり、家庭によって違うと思います。

 影響を受け難い人が子供のために変る必要があります。
 その人が勉強すると家族全員が勉強するようになります。

 しかし、そのときも絶対に強制はいけません、あくまでも3倍の努力を見せ付けてやること、そうすると勉強していない状況がおのずと居心地悪い環境になり自然と何もなければ勉強でもやるか!という風潮に代わっていきます。

親は、2/3は親自身が自分の勉強をし、そして、1/3時間を子どもと一緒に時間を割いて、勉強を見てやるくらいのスタンスでなければなりません。 お母さんやお父さんの大切な勉強時間わざわざ割いてあなたの勉強をみてやっている演出が必要です。 つまり、子どもに1日1時間の勉強習慣を付けさせたい場合、 親は子どもが見てる前で3時間勉強をして、1時間一緒に勉強をやってあげることを、 1年間続けて始めて、子どもは自らの力だけで勉強する力が備わっていくものです。 まあ、それより早く効果が現れる子どももいることでしょうけど、 親としてはそれくらいの覚悟が必要かなと思うところです。