★ぱぱにっき
昨日は娘が通っているヤマハ音楽教室で『幼児科音楽基礎グレードテスト』を受けました。
『幼児科音楽基礎グレードテスト』は、
幼児科2年間をとおして身につけた音楽基礎力と、2年間の成長(音楽に向かう姿勢、意欲)を、子ども自身と保護者、担当講師で確認し、幼児科以降の学習目標を明確にすることを目的に、幼児科2年修了時に実施されるそうです。
テスト自体は、ざっと5分~10分くらいの簡単なテストでした。
実施項目
- うたうこと(課題曲)
- きくこと(単音・和音当て)
- ひくこと(課題曲)
- 音譜をよむこと
- 伴奏をつくること
これらの実技試験を通して、担任と担任以外の先生が評価し、2年間の成長(音楽に向かう意欲、姿勢)・総評をその場で子どもさんに言い伝えます。これから小学校に入ると他人(大人)に評価されぱなしになりますので、テストや試験という評価システムに慣れておく意味で良いかもしれません。
※ヤマハ音楽教室の進級コースの流れは下のリンクを参考
https://www.yamaha-ongaku.com/music-school/musical_education.html#2016
継続は力なりと言う言葉は、
言葉通りの名言であるようです。
教室に通い始めた頃と比較すると音楽を聴いて単音・和音を聴き取る能力と、エレクトーンの演奏能力はそこそこのレベルまで来ている感じです。
しかし、
娘のレベルが上がっていくことにつれて、妻(親)の欲がついつい出てしまい、最近、娘のピアノに対する意欲は徐々にヤル気を失いつづあるのが現状です。
時々ピアノを楽しんでいるより母のために弾いてやっている感すら見えます。
娘の性格やいろいろな状況を考えると妻の気持ちが分からなくもないですが、子どもが自らの意欲によって学習しない限り、親の機嫌を伺いながら得られた能力や成績なんぞは中学や高校に入ったあたりで仮初のメッキは剥れて、落ちこぼれること必至です。
子どもの性格にもよりますが(※自然と好奇心の塊のような子はラッキーです)、親は目の前の子ども実績や成績よりは、子どものやる気を常にかきたてて、何事にも好奇心を持って自ら調べるくせを付けさせることがよほど大事だと思います。
さてさて、我が家の事情はさておき、ピアノ(音楽)が及ぼす学習能力について気になって調べて見ました。
ちなみに我が娘の名前には有名な天才物理学者、アルベルト・アインシュタインさんの頭文字から取ってつけております。アインシュタインさんもよく「ヴァイオリン」を演奏されていて、アマチュアとしてはなかなかの腕前であったという逸話があります。
そして、カシオ計算機が国内難関大学の在校生・卒業生の男女1,188名に行った調査で、難関大生の43%が「ピアノ」を習った経験があると回答した調査結果もあるように、音楽(ピアノ)が学習能力になんらかの影響を及ぼすことは明白のようにみえますが、
「ピアノ」が上手な人がみんな学校の成績が優秀なわけでもないようです。
つまり、
学習能力が優秀な人は、
「ピアノ」を含む音楽的な機能もそこそこ上手い可能性が高いといえますが、
「ピアノ」を含む音楽的な機能が優秀な人が、学習能力が高いとは言えない。
という図式が成立するのではないでしょうか。
つまり、ピアノを弾くことである程度、脳の発達を促すことは明らかである研究結果もある反面、人間の能力は所詮、有限であるように、発達した脳をどこに使うかで、その子の能力指数が決まるようなものです。
要するに、もともと80の能力があるこどもをピアノなどの訓練により、潜在能力値を100まで伸ばすことができるかもしれませんが、伸ばされた100をどこに使うかです。
実際、ピアノや音楽により80の力が100に伸びるか、100の力が200に伸びるか、明確な数値は誰も知らないかもしれません(きっと個人差があるでしょう)が、良い方向に影響を及ぼすことは間違いないと思います。
なので、音楽の道に進ませる意図はないにしても、子どもの底力をアップさせてあげる意味でピアノを習わせることも、“あり”、なんじゃないでしょうか?ご検討してみてはいかがでしょうか。
ぐれぐれもいいますが、
どんなに良い意図でも、無理強いだけはやめたほうがいいと思います。
どうしてもやってほしい場合は、あの手この手でこどもをやる気に乗せることが
親のつとめです。
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