「子どもの時期に筋肉を付けると身長が伸びない」はデタラメな都市伝説

★ぱぱにっき

「こどもの時期に筋肉付けると、身長が伸びないから運動はさせない」

一昨日、東京から我が家に遊びにきた友人夫婦の方針(夫の実体験に基づく方針?)でした。友人夫婦の娘たち(双子)と我が家の娘は同じ歳で誕生日も近く、あかちゃんの時から3人集まってじゃれ合い遊ぶ光景をみると、いやでも自分たちの子どもの成長ぐあいを比較しながらみてしまうのです。

我が家の娘は、身体能力は母親(DNA)ゆずりで、特に運動はしていないけど、幼稚園での体育時間でもほぼトップクラスでこなしています。もちろん、側転や跳び箱などいくつかの競技においては体育課外授業を受けている子に負けたりしているのですが、基礎体力の部分だけでは断トツなんじゃないかと思えるのです。

一昨年は、5歳で富士山の頂上までほぼ自力で登れました。

しかし、本人は体育が好きじゃないようですが(笑)。特に嫌いだとは言わないけど、親しい幼稚園の友達が体育課外授業を受けるさいに、妻が献身に娘を体育課外授業に参加してほしくて誘惑してみたのですが、妻のたくらみは不発に終わりました。体育嫌いは僕(DNA)ゆずりのようです。ごめんな妻よ(笑)。

そうそう一昨日、我が家で子どもたちが上体起こし(腹筋)を競うことになりました。双子の子たちは腕を頭の後ろに回して行う正式な姿勢では1回もできないため、腕を前にして自分の足をひっぱりながら、辛うじて5~6回やりました。我が家の娘、腕を頭の後ろに回して軽く12回くらいでやめました。

実は娘は以前、妻と勝負となって腕を頭の後ろにしたまま47回までは腹筋を行ったことがあります。僕は20回ほどでギブ、妻が45回くらいでした。妻と僕が負けた時点で、事実上の娘の限界がどこまでなのか把握不可能になりました。

特に家で運動はさせていません。僕のメタボ脱却ダイエットのために、散歩かてらの軽いワーキング時々ジョギングに付き合って、5~6kmくらい一緒に走るくらいですかね。ちなみに、僕はいまだに本気で走りの妻と娘に追いつけません。

親ばかな娘の自慢話しはこの辺にしておき、友人から聞かれた、

「こどもの時期に筋肉付けると、身長が伸びないから運動はさせない」

という話し、本当かな???と思いつつも、捨てきれない都市伝説的微妙な説得力。ということで、その真意を徹底的に調査してみることにしました。

まあ、先に結論から言うと、

子どものときからボディビルダーのような鋼の体のようにかちんこちんに鍛えない限り、まったくの「デタラメ」であることのようです。むしろ、まったくしないよりは適切に運動をさせたほうが成長をより促す可能性があるということが一番有力な説のようでした。

なので、都市伝説として認定しちゃいます。

この都市伝説の根拠は、子どもが筋トレをすると「筋肉が太くなるにつれて骨を抑えつける力が加わり、骨の成長を妨げるのではないか」というウワサから広まったようですが、しかし、研究結果では筋肉が抑えつける力より骨が成長しようとする力のほうがはるかに強いため、妨げにならない。

むしろ、筋トレを行うことで、成長ホルモンの分泌が活性化され、大きくなる可能性が高いとの結論でした。

だからと言ってあまり衝撃を与える運動や激しい運動は避けたいですね。

成長期に避けたいトレーニングメニュー一覧を以下にまとめてみました。

・膝を極度に深く曲げるスクワット系種目(昔のうさぎ飛びなど)
・ウエイトを用いたジャンプ動作を伴うトレーニング
・長時間にわたる縄跳び
・デプスなど瞬間的に負担の高いメニュー

要するに抑えておくべきポイントとしては、成長軟骨に負荷が大きく加わるようなトレーニングは成長期には回避したほうがよさそうです。

幼児期~小学校時期に、いろんな動きを取り入れた遊びや、有酸素運動で持久力トレーニングを行うことで、肉体的な健康と共に、精神的な粘り強さと忍耐力などを養うことができると僕は思います。

それはむしろ勉強をする姿勢にも現れると思うのであります。

なにより、体育が出来る子が学校でいじめに会う確率は、運動ができない子と比べてはるかに少なくなります。

子どもの学校生活における最大リスクの回避のためにも、体を鍛えてあげることも親の重要な責任かと思います。