本記事は、管理者の別ブログ「SATORI's Music BAR」にも投稿した記事と同じ内容です。
僕は一応、健常者でありますが、一時期、どうも怪しかったと思われる、幼年期、青少年期と青年期があったのは事実です。僕自身はただ、少しだけ憂うつな環境だったせいで、少しばかり世間にグレていたと思っています。
確かに今となっては僕自身の本来の性格は扱い難くて多少厄介だったと思っています。
僕が正常な生活を送れるようになるまでは、普通の人よりも長く掛かり、みんなが勉強する時期も、みんなが恋をする時期も、みんなが仕事をしていた時期も、独りでずっと悩んでばかりで、その分、何もかも時期的に手遅れてしまい、なかなか社会適応も難しかったです。しかし、その分たくさん悩んだおかげで、今は健常者ですらも悩んでしまいそうな憂鬱な状況下でも、自分では、賢く答えを出せて上手に抜け出すことができるようになれたと思っています。
「アスペルガー症候群」は「自閉症スペクトラム」の一種で、症状はさまざまですが、強すぎる劣等感ゆえに、
「他人とコミュニケーションができない」
「空気を読めない」
「協調性が欠落している」
・・・
さまざまな「生きづらさ」を抱えて生きている人です。
この「アスペルガー症候群」は別名で「高機能広汎性発達障害(High Functioning Pervasive Developmental Disorder)」と言い、知的障害を伴わない発達障害だそうです。知的になんの障害も伴わないため、一般人の中に紛れ込んで生活してもなかなか見分けがつかないし、当の本人ですら、自分自身が「アスペルガー症候群」であることを自覚していないケースも、たくさんあります。余りにも高機能なため、実際に「アスペルガー症候群」としてちゃんと診断された、いわば「真性アスペルガー」のほかに、グレーゾーンに位置する「隠れアスペルガー」の人たちが大勢いて、自覚しないまま周りの人を苦しめたり、自分自身が苦しんだりしながら生きていたりします。
ただ脳機能障害であるだけで、本人たちは悪意があるわけではないのに、普通の人にとって当たり前にできることが当たり前にできないために誤解されて、相手を傷つけたり、傷つけまいと(距離感がつかめないため)、必要以上に距離を置いたりして、苦しい生き方をする人が少なくありません。
空気が読めないグレーゾーンアスペルガーもいれば、逆に空気を読みすぎて疲れきってしまうグレーゾーンアスペルガーもいたりで、普通のことが普通にできない不器用人間ではありますが、普通のことが普通にできない代わり、並外れた集中力が備わっています。
アスペルガー症候群の有名人を羅列すると、その特徴を垣間見ることができます。
- 市川拓司さん:小説家
- 長嶋茂雄さん:読売ジャイアンツの監督
- スーザンボイル:歌手
- スティーブジョブズ:Apple/iPhoneの親
- 黒柳徹子さん:女優・タレント・司会者
- トムクルーズ:俳優・プロデューサー
- 栗原類さん:モデル
- 星野源さん:音楽家・俳優
- GACKTさん:シンガーソングライター
- イチローさん:プロ野球選手
- 米津玄師さん:ミュージシャン
- さかなくん:魚類学者・タレント
- みやぞんさん:芸人
- SEKAI NO OWARI 深瀬慧
- プーチン大統領
公表はされているかいなか確認していませんが、羽生結弦選手や、将棋の藤井聡太君も典型的なアスペルガー症候群の特徴を持っています。こうやってみると、意外と活躍している人が数多くあります。しかも、どなたもある分野で「天才」といわれるような人がたくさん。
この不器用すぎるアスペルガー気質ですが、遺伝によって繋がっているとの学説も発表されており、我が家の娘にも何らかの形でその片鱗が見え隠れしたりしています。
まあ、僕から見たら、今のところグレーゾーンところか、アイボリーホワイトゾーンかも、ぜんぜん正常範囲です。僕自身も父親が生きていたごろにはぜんぜん不自由なかったので、周囲に同じ境遇の理解者がいれば、もしかすると発病せずに成長できるかもしれませんね。
ただし、上記で示したように、この性質はうまく活用できたら、とても有効なギフテッド(Gifted, Intellectual giftedness)でもあります。
妻と僕は、娘の才能を活かすことができるでしょうかね。僕は僕自身のクセをある程度理解しているつもりですが、健常者すぎる妻にとってまだ自分をコントロールできない娘の行動に徐々に手を焼き始めると思います。どのようにサポートし、どのように活かせばいいのか、実は僕もまだ答えを持っていません。
0コメント