★ぱぱにっき
子どもの能力を評価する評価基準として学校の成績や、正規化された全国模試の相対的な順位(学力偏差値)などがありますが、応用力や考える力など抽象的な能力を評価することは簡単ではないと思います。
そもそも、学校の成績やそれらの能力は、子どもがこの世を生き抜くための機能として、装備させるスキルのひとつであって、学力がついたからって、生き抜く力が備わったとは言えません。まあ、助けになることは確かですけどね。
それで、我が娘の「生きる力」をなるべく客観的に把握および、自己認識してもらうために以下のアンケートを自己評価してもらうことにしました。
まあ、妻にもこっそり、客観的な観点での評価もお願いしておくつもりであります。
年に1~2回行ない、娘の「生きる力」を把握し、長所を伸ばしつつ、短所を把握し補える部分は補っていく教育を施していこうと思います。
評価方法は以下の各質問項目に対し、とてもあてはまる場合は「+3点」、ややあてはまる場合は「+1点」、あまりあてはまらない場合は「-1点」、まったくあてはまらない場合は「-3点」としてチェックし、各ジャンルの項目数で割った点数(-3点~+3点)で評価します。
調査研究力(合計÷8)
- いつも新しいアイディアを考えたり、工夫したりしている
- 自分の苦手なことにもチャレンジしようとしている
- 身のまわりのことや自分が体験したことから、もっと調べてみたいことを見つけることができる
- 自分が調べてみたいことについて、見通しのある活動の計画を立てることができる
- インタビューやアンケートなどの方法で、知りたいことを調べることができる
- 調べてわかったことをまとめることができる
- 調べてわかったことをもとに、自分なりの考えをもつことができる
- ものごとを、すじみじを立てて考えることができる
コミュニケーション力(合計÷3)
- はじめて会った人や大人とでもきちんと会話をすることができる
- 自分の考えや意見を、相手に分かりやすく伝えることができる
- 意見のちがう人とも協力することができる
情報活用力(合計÷6)
- インタネットで目的に応じた情報を集めることができる
- 電子メールなどで他の学校の人や、住んでいる地域の人などとやりとりができる
- コンピュータを使った、レポートをまとめることができる
- コンピュータを使って、発表をすることができる
- 自分がやりたいことによって、コンピュータやビデオ、本、カメラなどのそれぞれのよさを活かして使い分けることができる
- インターネットで調べたことが正しいかどうか、他の資料などで確認したことがある
社会への適応力(合計÷8)
- テレビのニュースや新聞で、最近の社会のできことをよく知っている
- 外国の文化や人々の暮らしについてよく知っている
- 水や空気、ゴミ、エネルギーなどの環境問題について、よく知っている
- コンピュータ社会の問題点を知っている
- 健康守るためにどうしなければならないか知っている
- 自分が住んでいる地域の自然、暮らしや歴史などの特徴について知っている
- 最近の社会のできごとについて、家族や友達と話しあった事がある
- 健康を守るために具体的に心がけて行っていることがある
共生的態度(合計÷4)
- 友達一人ひとりのよいところを探そうとしている
- 点字や手話、車いす介助など、障害をもつ人を手助けする方法を知っている
- 自分から進んで、お年よりや障害をもつ人に手をさしのべたことがある
- 自分が住んでいる地域の活動や行司に遊んで参加している
自律的態度(合計÷5)
- 人のために役立つことをするよう心がけている
- 与えられた課題や自分の役割は最後までやり抜くようにしている
- 学校や社会のルールを守り、マナーを大切にしている
- 環境のことを考えて、物を無駄遣いせず大切に使っている
- イライラしているときでも、周りの人の意見を冷静に聞くことができる
自己認識力(合計÷3)
- 自分のことが好きである
- 自分にできることや向いていることが何かを知っている
- 自分がまわりの人から認められていると思う
生き方想像力(合計÷2)
- 将来つきたい職業がある
- 将来つきたい職業に向けて具体的な努力をしている
ちなみに、2001年に調査された各能力の小学生、中学生平均値は以下であります。
調査研究力:+0.64(小学生), -0.01(中学生)
会 話 力:+0.72(小学生), +0.26(中学生)
情報活用力:-0.67(小学生), -0.88(中学生)
社会適応力:+0.14(小学生), +0.04(中学生)
強制的態度:+0.45(小学生), -0.09(中学生)
自律的態度:+0.90(小学生), +0.50(中学生)
自己認識力:+0.42(小学生), -0.20(中学生)
想 像 力:+1.50(小学生), +0.50(中学生)
成長して自分自身への評価がきびしくなったからか、それとも全体的にグレてるのか、小学生たちに比べて中学生たちの自己評価はかなり低い印象です。
我が娘が暗い中学生時代を過さないためにも、ちゃんと自己認識力を備えさせあげたいのが父親としての気持ちなのではと思います。
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