要約ノート「脳の仕組みと科学的勉強法-③」

★ぱぱにっき

最近読み終えた本の要約です。備忘録と記憶の整理のためにつけております。

より具体的な内容を知りたい場合は、以下の本を直接お取になって参照ください。

要約ノート「脳の仕組みと科学的勉強法-③」

第3章
だれでも天才になれる「記憶法」

  1. 「経験記憶」と「知識記憶」の違い
  2. 「精緻化」すると記憶に残りやすい
  3. 覚えたいことを人に説明してみる
  4. 耳の記憶は目の記憶より強い
  5. 「方法記憶」は忘れにくくて根強い
  6. 年齢に適した記憶法で勉強する
  7. 「方法記憶」=「魔法の記憶」
  8. 方法記憶を利用して要領よく覚える
  9. 勉強の効果が現れるのは三ヶ月後

要約すると、

「知識記憶」<「経験記憶」<「方法記憶」

の順で記憶は強く残るんだそうですが、年齢別に得意不得意があるようです。

「知識記憶」とは、なんの関わりもない「知識」として記憶を意味するそうです。意識して覚えることは可能だけど、忘れやすくなかなか思い出せない記憶の類です。

「経験記憶」は、自分自身が一度は「体験」したことにより覚えられた記憶で、思い返すことで容易に思い出せることができる記憶です。

「方法記憶」は、いわゆる「体で覚えた記憶」のことを意味するそうです。「知識記憶」や「経験記憶」が頭で覚えられた「What is」に比べて、「方法記憶」は、何かではなくどうやって「How to」に該当するんだそうです。自転車の乗り方などは、呆けても忘れられない強い記憶になるんだそうです。

脳は成長につれて、方法記憶→知識記憶→経験記憶、の順で機能ができあがるそうです。なので、幼児の時期はまだ経験記憶の機能が脳に形成されていないため、人は生まれて3~4歳までの記憶は記憶に残らないわけです。

脳の機能は成長と共に、およそ中学生あたりから、知識記憶から経験記憶に移行して行くそうです。つまり、「中学生」までならまだ知識記憶が優位にいるため、「丸暗記」が得意なわけです。

ということで、高校にあがるタイミングで、「丸暗記」の習慣を変えていかないと、今までのような効果が出なく、覚えられなくて学習スランプに陥ることもあるかと思います。

高校からは勉強方法を再工夫しないといけないですね。

勉強した効果が累乗の法則で現れるため、続けることが大切だとか、高校からの「方法記憶」の方法は、機会があれば別途記録しますが、我が娘にはまだまだなので割愛させていただきます。