「自由な勉強スタイル」vs「真面目な勉強スタイル」

★ぱぱにっき

仕事をしていたら妻から一枚の写真が送られてきました。

娘の自由すぎる勉強スタイルに妻が笑っちゃえるほど呆れたのか、僕に何かを伝えたかったかもしれません。

正直言って僕としては、真面目にコツコツと積み上げるスタイルの勉強も、自分の生活の一部として自由な形式でやる勉強両方賛成派です。

しかし、どちらかひとつにしなさい!と言われたら、

僕が苦手な「真面目派」に憧れてはいますが、正直言って「自由気まま派」です。

孔子の論語に以下のような言葉があります。

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好之者不如樂之者
子曰、知之者不如好之者、

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解析の違いはあるにせよ、

知っているものより、努力するものが強くて、
努力するものも、それを楽しむ人には敵えない。

と僕は読んでいます。

娘のために小学生版で直すと沢山のことを知ったつもりでいるより、真面目に毎日コツコツと地味に練習したほうがいずれ良い成績を取るようになるよ。しかし、勉強そのものを楽しんでやるようになると最強になって誰も敵わなくなるんだよっと。

しかし、実際に現実になると、学校で良い点数を取っている学生は、
真面目にコツコツと練習している真面目くんや真面目ちゃんがほとんどです。

実際は「真面目な勉強スタイル」が最強?

今から20年前、僕がまだ若かった頃の話になりますが、子どもたちの勉強をいかに楽しいものにできないかと悩んでいて、当時全盛期だったテレビゲーム業界に入って(仕事をして)、ゲームの楽しさを教育に接げないかと本気で悩んでいた次期がありました。

僕以外にも同じような考えの持っている大人も沢山いまして、その後、脳トレゲームや、学習要素を持つゲームも沢山世に出たわけではありますが、ゲームに学習要素を入れたとしても、所詮勉強した気にさせただけの代物にすぎませんでした。

勉強の要素がゲーム性より強くなると、当然ゲーム性(楽しさ)が落ちて、勉強のやる気がある人しかやらなくなります。勉強にやる気がある人なら、自分でモチベーションを管理して勉強に臨んでいるわけで、ゲームでなくても、ゲーム以外にたくさんの学習書籍が存在しています。半端なゲームで学習するより、その(学習)分野で歴史や実績のある本のほうが学習効果も高いので、割高いゲームソフトを購入する必要がなくなります

当時僕は、このジレンマのような問題を解決できないまま、ゲーム業界を去ってしまいましたが、今と考えたら、ゲームの要素だけを勉強のルーティンに取り入れるだけで、あえてゲームソフトという形に拘る必要がぜんぜんなかったと思います。

ゲームとは言っても全てのゲームが面白いわけではありません。

ゲームの世界にも、

・ムリゲー(クリアが無理なゲーム)
・クソゲー(クソみたいにつまんないゲーム)

というジャンルのゲームが存在します。

学校の勉強の目的は、「勉強で良い成績をとること」です。

この目標が“ムリゲー”であれば、すぐに飽きてしまうゲームになります。

そして、学校の授業がつまんなすぎても言葉悪いんですが“クソゲー”になります。

子どもがRPGゲームで経験値をコツコツとあげる退屈きわまり作業を、文句も言わずにこなせる理由は、適当な目標と、成果報酬が得られる快感が得られる理由です。

そこでそれらのゲーム性を勉強スタイルに適用する方法を4つほど考えてみました。

1.ぎりぎりで何とか手に届きそうな目標が必要

小学校の高学年になると自分で自分の目標を決められるようになるでしょうけど、最初は親から子どもの関心を引きそうなニンジン(目標)をぶら下げることです。

「有名中学の受験に合格したい」とか「将来△△になるぞ」とか、あまりにも遠いニンジンは、その場では少しだけモチベーションが上がるにしても、長続きできません。

1週間後かせいぜい1ヵ月後の目標を上手に一緒に考えてあげてください。最終目標である「△△△したい」とかは、「魔王を倒す」などのように、あえて擬人化してイメージ化するともっと盛り上がるのではないかと思います。

2.小テストを定期的にやりましょう

上記1の案のひとつにもなりましょうが、魔王を倒す前に、目の前のスライム倒すことが先です。スライムをコツコツ倒すことで、経験値が上がっていき、いずれは魔王も倒せる勇者になれることを周知させてやる必要があります。

経験値とレベルアップというシステムはよく練られたゲーム要素です、学習にも取り入れるべきです。

3.子ども自身のレベルを視覚化して教えてやりましょう

このゲームをクリアするに必要な経験値とレベルを常に確認できるように数値化して教えてやる必要があります。これがゲームで一番面白い要素のひとつでしょう。

まあ、最後に魔王を倒して、エンディングロールを眺めるすっきりもありますけど。

4.ときどき何かイベント発生というゲーム性もいれましょうか

たんなる思い付きですが、ゲームでよくある「○○をしたら、△△アイテムをゲットした」のような、勉強を○日続けたら、くじ引きチャンスが得られて、大好きな△△をゲットできたとかみたいな。学校のテストと連動させてもいいし、方法はいくらでもあるかと思います。


へぇ、こんなのがあったんだ、内容は分かりませんが、似たようなことを考えたやつがすでにおったかもしれませんね。