この7つの問題、1問に1億円支払います

★ぱぱにっき

お金にならなさそうなマイナーな学問は数多くあるかもしれませんが、哲学や数学のような純粋な学問も使った労力に見合った見返りがあるかというと、厳しい状況ですよね。

なので、効率よくお金になる学問ばかりに人気が集まります。

そんな純粋学問のひとつである数学分野には、

「ミレニアム懸賞問題」と言う、

世界を沸かせる7つの魅力的な未解決問題が用意されています。

だれでもいいから、
解けたら100万ドル(約1億1千万円)贈呈します!的なノリです。

1900年、パリの第2回国際数学者会議においてドイツの数学者D.ヒルベルトが数学における23の未解決問題を発表し、20世紀の数学者たちに素敵なパズル問題集をプレゼントしました。

それから100年後の2000年に、ヒルベルトの発表に倣ってクレイ数学研究所は、パリにおいて7つの未解決問題「ミレニアム問題」を発表し、1問につき100万ドルの賞金を懸けるという異例の内容で世界を驚かせたのです。

以下の7つの問題のWikiペーリンクを載せてみました、関心がある方はどうぞ。

・P≠NP予想

・ホッジ予想

・ポアンカレ予想

・リーマン予想

・ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題

・ナビエーストークス方程式の解の存在と滑らかさ

・BSD予想 (BSD conjecture)

このうち1つだけ、ある天才によってクリアされています。

僕には数学的な教育と知識もないため、ただ単に雰囲気しか読み取ることができませんが、なぜか心をドキドキさせるような問題です。

ちなみに、上記7つの問題のひとつを解いてみせた人は、

この人、「グリゴリー・ペレルマン」というとても眉毛が濃いロシアの方です。

学生時代、16歳で国際数学オリンピックに出場し、当時の最年少出場記録で、個人金メダルを獲得した人だそうです。

数学オリンピック選抜試験って年齢制限もあり、僕自身にはすでに無理(その前に能力的に無理)ですが、今から我が娘をビシビシ段錬させれば、出場まではいけずとも、出場出前の入り口までは届くでしょうかね。

天才たちが地球上に限られた資源を奪い合いお金を稼ぐだけに頭を使うことにならないように、お金持ちなら、このような懸賞金をばんばん出して、純粋に学問に打ち込んでいるより多くの人に恩恵をまわしてください。

学校に通えない多くの児童のために、ばんばん奨学金出してください。

・・・と言いたい(笑)。