勉強嫌いを好きに変える家庭教育

★ぱぱにっき

東大に入った成績優秀な人の親は家で「勉強しなさい!」と子どもに言ったことがないという言葉を耳にしたことがあります。やった本人たちが言うんだから、

確かに「事実」かもしれません。

現実的に自分たちのお子さんをみたら、本当に「勉強しなさい!」と言わなければ、自ら勉強をやってくれる子に変わってくれるかしら?と疑念に持ちたくもなります。

しかし、断じて言わせてもらいますが、

上の事実を信じたばかりに一度も「勉強しなさい!」と言わずに、子どもの自主性を信じて、母親が子どもの教育を放置しても、90%~99%の超高い確率で、ご自身のお子さんを駄目にしてしまうと思いますよ。

下手すると授業の内容にも追いつけず、中学生にもなって小学生レベルの漢字が読めず、学校内で授業中に恥ずかし目を受けてしまう可能性すらあります。

それがきっかけでいじめのターゲットになりやすくなったり、
反抗心からむしろいじめする側にもなったりします。

優秀な子の家と同じく「勉強しなさい!」と子どもに言わなかったのに、何が違っていたのでしょうかね?「勉強しなさい!」と言わんばかりに、子どもがテレビやマンガばかり読んでいたから?優秀な子の家は、親が家で本を読んだり勉強をしていて、子どもがその姿を目にしたり、自然と勉強する環境や雰囲気が揃っていたから?

それじゃ、親が今まで家でだらだらテレビを見ながらビールを飲んでいた時間を、家で自己啓発の本を読んだり、読書や勉強をしたり、子どもには勉強に集中できる勉強部屋と必要な参考書を買い与えたりして、それなりの環境をそろえてやったら、勉強してくれるのでしょうか?おそらくですが、それでも70%~89%は駄目なんじゃないでしょうか。

勉強してほしくて入学と共に買った勉強机が実際に活用される家庭の割合くらいだと思います。

優秀な子の家とだいたいのことをまったく同じくしたつもりなのに、また何が違っていたのでしょうかね?

実は勉強できる環境には、言葉通りの環境と、
もうひとつ見えない環境があります。

それは親からの「遺伝」です。

地頭が良くて理解力が速い子ども、まじめで言われた事を着実に完遂する子ども、もくもくと努力を重ねる性格すらも遺伝によって決められていると言われています。

遺伝による才能を努力で補う主人公の物語りで勇気をもらえった人も多いかもしれません。

しかし、努力する才能すら遺伝的要素が強いと言われています。
勉強ができる高学歴の親の下に、優秀な子あり。

いわば、そういう家庭はだいたい勉強できる環境が揃っており、親から、遺伝的な要素も受けづいており、その二要素だけで7割は、ほっといても勉強ができる子に育ってくれるわけです。

後、よく考えてみてください。

東大に入った優秀な子の親が子どもに「勉強しなさい!」と言ったことがない、当然、親に「勉強しなさい!」と言われたことがない。
ということは、逆に言えば、親として子どもに「勉強しなさい!」と言う必要がなかっただけなんじゃないでしょうか。

格差社会において、もってる人は楽してできる子に育てられるわけです。これを考慮せずに形ばかり東大生の育て方や生活習慣だけを真似ても、なかなか結果に繋げられない家庭も多いのかもしれません。

さてさて、我が家ではどのようなうすればいいのやら(笑。


まず、昨日の日記にも書きましたが、強要されてやる勉強の効果は長持ちできません。

そうなると「勉強しなさい!」とうるさく言わず、待つばかりが正解かというと、環境をそろえてじっと待つだけじゃ、ただの運頼みです。

いつになれば、子どもが勉強嫌いもしくは無関心から好きに変ってくれるかわかりません。

そう、「勉強しなさい!」とうるさく言わずに、子どもの気持ちを勉強嫌いもしくは無関心から勉強好きに変えれば良いのです。


好きに変える方法は、
子どもの好奇心を絶え間なく刺激することです。

僕の教育方針は至ってシンプルなパターンです。

①暇あれば教育的要素を入れた新しい遊びを考えます。
②親自らその遊びを楽しみ、子どもを誘惑します。
 →(誘惑)失敗したなら①へ戻ります。
③子どもが関心を示したら一緒に遊びます。
 →適当に手を抜いたり本気出したりで、
  子どもの競争心を掻き立てます。
④遊びながら子どもの弱点や長所を把握します。
 →①へ戻り弱点を補完する内容の遊びを考える

この①~④を繰り返すだけです。

子どもが自力で独自の勉強方法を考え出して自分で自分を試すようになるまでは、しばらく僕は、このパタンを続けるつもりです。


最近、考え出した遊びがこれです。

一種のお買い物ゲームと言いましょうか、

買い物カードに出ている金額を左の「おさいふ」から右の「けいさんだい」へ、つぎつぎとお金を追加して移動させるだけのゲームです。

ただ、制約があり「おさいふ」中には、

  1円玉x4個、  5円玉x1個

 10円玉x4個、 50円玉x1個

100円玉x4個、500円玉x1個

しかありません。なので23円の物と18円の物を買う場合には、まず、「おさいふ」の中から10円玉2個と1円玉3個を「けいさんだい」へ移します。そして、追加で買う場合は「おさいふ」の中にあるお金から支払わなければなりません。

18円を払うためにはまず10円玉を1個を出し、残りの8円を5円玉1個、1円玉3個で出そうとすると1円玉が足りないない!さて、しぶしぶ8円を払うために10円を出すしかありません。そして、余計に払った2円を「けいさんだい」から「おさいふ」に戻す。上手くできたら、買い物カードを娘に渡して次の問題です。

この遊びを考えた理由は、

うちの娘だけじゃなく、小学校入学前の子どものさんすう能力って、1~100までの数字はちゃんと言えるのですが、「7+5=?」のように一桁同士の足し算ができたりできなかったりする子がいたり、わが子の場合は、数日前まで100+100=200を知っているようで、僕に得意気に問題出したりしたのに、100+1も200と答えたり、(100の次が101だったり200だったり、、混乱して)この年齢の子にはまだ桁の違いの概念が定着されていない様子でした(笑。

そこで最初はそろばんを教えようかと思ったのですが、桁の概念すらない子にそろばんの桁上がりを教えるとなかなか理解し難いようで、同じ仕組み利用して、数字の桁概念が伝わるものとして小銭を使いました(1年ほど前から自分のお小遣いで買い物する習慣を付けさせたのが功をなしたから?)。

まだ使い始めたばかりですが、それなりに手ごたえありです。

いつか(気が向いたら)結果報告日記でも書こうと思います。