小学生という発達特徴について考えてみた

★ぱぱにっき

僕はぶっつけ本番にめっぽう弱いんですが、僕にひとつだけある武器は、ありとあらゆる想定を事前にやっておき、ほとんどのぶっつけ本番のことには、すでにシミュレーション済みであるケースが多く、他人には、ぶっつけ本番に弱いイメージがまったくなさそうに見えることが少ないことです。

しかし、どんだけ想定しても想定外のことは常に起こります、そのときは妻に頼っています。妻が僕と正反対でよかったどです(笑)。

娘の今後(小学生時期)を想定する上で、一般的な小学生の発達特徴について調べたり考えたりしてみました。娘の成長と共にどれだけ一致するかわかりませんが、事前に知っておいて損はないと思います。

小学校1~2年生の心と身体

小学校低学年は、まだ幼稚園の延長線上にあり、まだ、自己中心的な傾向が強く現れるでしょう。集団遊びよりは、一対一の遊びを好み、行動範囲が狭く、友人同士の結びつきは弱い段階でしょう。時々グループや友だちと仲よく遊んでいるようにみえたりしますが、よくみるとその時々の気分や興味次第で、すぐ結びついたり離れたりで、まだ流動的な人間関係の場合が強いです。

学校でもまだ学級としてのまとまりとして弱い傾向があるはずです。自己中心的でありながらも、教師や母親の判断に依存する傾向も多い時期ではないかと思います。自主的に判断して行動するようになるために、以前の以下の記事を参考にしてみてください。

子どもの考えを伸ばす会話術


小学校3~4年生の心と身体

僕としてはこの時期こそ最初のターニングポイントとなる大切な時期になるのだと確信しています。小学校中学年は、ギャング・エイジの時期と言われ、友だちとワイワイ、ガヤガヤと集団で遊ぶ時期で、落ち着きがなく、チョロチョロして行動性に富んでいると言われています。

これは反面、知識欲と行動欲が旺盛な時期でもあり、なんでもさわってみたいし、いじってみたい、見てみたいという知りたがり屋で、やりたがり屋の時期でもあるのです。

この時の知識欲をどれだけ上手く導いてやるかが重要で最初のターニングポイントになるのではないかと個人的に思うわけであります。

行動範囲も広がり、友人と自転車に乗って遠くまで行ったり、仲間意識が強くなり、集団行動が目立ち始めます。言い訳や言い逃れを上手に言えるようになり、そろそろ親の統制が厳しくなりはじまる時期になると思います。

この時期(ある意味最初の反抗期?)になっている親の気持ちを想像するだけで、大変そうに思えてきました。ぶつけ本番で妻は大丈夫かな・・・(このように事前知識として妻にも渡したり)


小学校5~6年生の心と身体

小学校高学年、いよいよ思春期への準備段階になるのでしょう。

女の子の場合、男の子より一足早く、この時期に身長や体が急に成長を遂げてしまうのですよね。中学年のようにワイワイ、ガヤガヤと集団で騒ぐ傾向も徐々に落ち着くようになり、次第に冷静さ、沈着さが出てくる頃になるのでしょう。

中学年での言い訳や言い逃れはレベルアップして、生意気に思えても親でも簡単に論破できなくなる時期になると思われます。高学年になると羞恥心、プライド、体面、見栄などいろんな負の感情が表れることにもなり、仲間作りと仲間割れが活発になり、本気で悩んだり泣くことも多くなるかと思われます。

親として一番気がかりは、この時期からいじめが隠然化し、本格化する可能性があることです。そうなる前に、この時期には心と身体のバランスを保てられるよう、学校の勉強以外に心理学についても教えてやろうと思う次第でした。


起こりうる事件に前もって対処しておくために、ざっと、娘のこれからの6年をシミュレーションしてみました。みんなが同じ道を辿るとは限りませんが、備えあれば憂いなし!、準備して損はないでしょう。